釣り用の防寒装備を揃えていて、最後まで悩んだのがモンベルの防寒インナー「ジオライン」でした。
値段が最後までネックでしたが、
「アウターのランクを上げるよりも安い。」
ってことで思い切って買っちゃいました。
というわけで、今回はジオライン:エクスペディション(厚手タイプのシャツ)のレビューです。
モンベルのジオラインはたっけーぞ!
「くっそ、なんでこんなに高いねん。」
モンベルの店舗について一番最初に目に付いたのが値段でした。
アウトドア製品の中では安いほうで、さらにコスパに優れているっていう言葉を鵜呑みにした僕もアレですが、これで安いってどういう感覚やねん!と。
基本的に、僕は私服を制服化しているため、インナーは3セット買うという縛りがあります。
ということは、少なくてもこのクソ高いシャツを3セット買わなければいけないため、最初から万単位の出費を覚悟しなければいけないわけです。
「あーーーー!!悩むわーーーーー!!」
結局、ジオラインの厚手を買った
(インナーなのに)色々と試着させてもらって、最終的にジオラインの厚手を買いました。3セット買ったので1万7千円ほどかかりましたが後悔はしていません。
ほかにもスーパーメリノウールというシリーズがあったのですが、ウールは洗濯のときに気を使わなければいけないのと、虫喰いの危険があるので除外。
ジオラインの厚手は、着てみて一発で「あ、これ違う///」って思ったのが決め手になりました。
試着する前は、「厚手は極寒地仕様だから、日常使いなら中厚手でもいいのかなー」と思っていたんです。
でも、いざ着てみると中厚手では冬の寒さに耐えられなさそうでした。
僕が住んでいるのは温かい地域なんですけど、それでも中厚手では防寒インナーとして頼りなさすぎます。
調べてみると、中厚手以下のものは春秋でも着られるように作られているみたいですね。
ジオラインを実際に着てみる
※身長170cm,体重70キロの僕がMサイズを着ています。
「買う前に色んなブログを見て、なんとなく感覚が掴めたと思っていたのに、実際に着てみたらめちゃくちゃタイトじゃねーかー!!」
ってなったのは僕だけじゃないはず。
コンプレッションウェアかよ、ってぐらいピチピチですね。おかげで寒くないけど。
締め付けはそんなにキツくないので、着圧はほんのり感じる程度です。
生地自体はわりと厚め(厚手なので)なんですけど、アームホールに余裕があって腕周りがキツイということはありません。
取り回しは思っていたよりも全然ラクですね。逆に、二の腕はタイトな感じなんですけど。
このループ状に締め付けている感じが、コンプレッションシャツを彷彿とさせますね。
ていうか、ネイビー買ったつもりだったのにブラックだったので、1日着ただけでホコリが目立つ・・・。
ジオラインを着て人前に出る予定なら、もっと明るい色の方がいいかもしれません。
腕の長さもわりと余裕があるので、寒いときに伸ばして引っ張り出すのも良さそうです。萌え袖にもできますよ。笑
生地自体にゴムのような伸縮性があります。
裏地はこんな感じです。縫製もしっかりしてるし、長持ちしそうな予感がしますよね。
ただ、ストッキングのように伝線する可能性があるようなので、尖ったものには注意しておきたいところです。
はーい、注目ー!
ここでモンベルロゴの少し下を見てください。
Tシャツ2枚重ねぐらいではビクともしなかった勃○力には自信のある僕のビーチクですが、ジオラインの生地に負けてナリを潜めています。
ニップレスがなくても乳首が透けない。素晴らしいぞぉ!!
全国の同じ悩みを持っている同士は、ぜひとも手に入れてこの感動を味わってください!
(不愉快な思いをされたらスイマセン。ぜひこの感動を伝えたくて・・・。)
ジオラインを着てみた感想
ジオラインは体感的に、体の周りに薄い膜ができるような感じ・・・、とでも言えば良いんでしょうか。
ボックスコントラクションという機能性のおかげで、ロンTみたいな普通のインナーと比べて不思議な着心地がします。
この感覚は、ダウンジャケットを初めて着たときに似ています。
周囲の寒気を着た瞬間からシャットアウトするような、素肌にセーターを着たような、変な感じです。もちろん嫌な感覚ではありませんけど。
ということで、試しに気温5度の中、ジオライン一枚で外に出てみましたがメチャクチャ寒かったです。期待しすぎはよくないですね。
ちなみに、今のところ特殊セラミックから出ている遠赤外線効果はまったく感じませんが快適です。
体感的なものをまとめると
- 寒さが和らぐ(暖かくなるわけではない)
- 着ている服の枚数を減らせる
- 薄いセーターのような着心地
- コンプレッションシャツのようなタイトさ
- 過度な期待は禁物
こんな感じでしょうか。寒さが和らぐのは大きなアドバンテージですね。
今まで上着を5枚着ていたところ、ジオラインなら3枚に減らすことができる、といった感じで雰囲気を掴んでもらえるのではないでしょうか。
かといって、ジオライン一枚で真冬の街を闊歩できるような防寒性能はないので、そこは注意してください。
あくまでインナーなのです。メインではなく、補助的な役割です。
肌が弱い人は注意
購入前のリサーチで、「スーパーメリノウールを着るとチクチクするかもしれないけど、ジオラインはチクチクしないよー。」という感想をよく見かけていました。
実際には、多少チクチクします!
たぶん洗濯を繰り返していくうちに和らいでくると思いますが、ワキとか肩の皮膚が弱いところを中心に、たまにチクっとくるので、肌の弱い人は要注意です。
とはいっても、ウールセーターのチクチクから比べると甘噛みレベルなんですよね。
体調が悪かったり、テンションが下がっているときに事務作業をしていると気になるぐらいのチクチクです。(微妙なニュアンスですが)
汗の乾く速度が半端なかった
僕は冬でもエアリズムの半袖Tシャツを着ているんですけど、同じぐらいの速度で汗が乾きます。
軽く運動したあとにアラジンストーブの前で立ち話をする機会があって、すごく汗をかいてしまったんですけど、下半身はジットリしているのにジオラインを着ている上半身はサラサラで快適でした。
めちゃくちゃ不思議な感覚なんですけど、汗が乾きやすいっていうのは嘘じゃなかった!って感動しました。
僕はこういう誇大広告のような機能性ってあんまり信じないのに、ガチですごかったです。
ちなみに、2週間着続けても臭わないってどこかのブログで見たんですけど、そういうのはどうなのかなぁ、って思っています。
山登りしないし、毎日洗うし、冬場に防臭機能は必要ないんじゃない?って。
まとめ
つらつらと書いてきましたが、ジオラインは値段に目をつぶればインナーとして最高にいいですね。(下着というよりも、どちらかというとガジェットっぽさを感じるのがまた良い。)
今までアウターにばかりお金を使って防寒をしていた僕のような人にこそ、ジオラインをオススメしたいと思います。
インナーにしては高いけど、アウター1枚を買うよりもたぶん安いので。
とにかく、これ一枚で釣りから事務所でPC作業まで、全部カバーできてしまう懐の広さがあります。
モンベルでは試着できるので、迷ってるなら店舗に行ってとりあえず一回着てみてください。絶対欲しくなりますよ。笑