モンベルはアウトドアショップなのですが、間口が広くて僕たちのような一般人を受け入れてくれます。
しかし、アウトドアに詳しくないので商品ごとの違いが分からないわけです。
「防寒インナーならモンベルにしとけ!」
といわれても、スーパーメリノウールとジオラインというよく似たインナーで迷ってしまうわけですね。
そこで今回は、僕がジオラインをクッソオススメするポジショントークを全力でしたいと思います。
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ジオライン?メリノウール?
防寒インナーとして最強と名高いモンベルのジオライン(化繊)とメリノウール(ウール)。
両者とも肌着のくせに5000円を超えるやばいやつです。
しかし、評判はすこぶるいいので
「ジオラインとメリノウール、どっちを買えばいいの?」
というのは誰しもが一度は悩んだことがあるはずです。
そこで、僕がモンベル店頭で2時間ほどサンプルの前で悩んで、店員さんに質問しまくって、さらに試着までした結果、分かったのが、
僕のような日常使いをする人にはジオラインが最強!
ってことでした。
僕のジオライン(厚手)レビュー記事もあるので参考にしてみてください。
厚手?薄手?モンベルはインナーの種類多すぎ問題勃発!
まず、モンベルではインナーがシャツだけで6種類あります。
- ジオライン
- スーパーメリノウール
の2種類に、それぞれ薄手、中厚手、厚手、と3種類のタイプがあって、合計で6種類になっているですよね。
僕みたいな優柔不断なヤツには、選ぶのがかなり苦行です。
商品を手に取らないと分からないジオラインの良さ
ジオラインとメリノウールの大きな違いは素材です。
- ジオライン(化繊)
- メリノウール(ウール)
化学繊維なのか、それとも天然素材なのか、というところが選ぶときのポイントになってきます。
とても大事なので忘れちゃいけませんよ。
まずは、実際に感じたメリノウールのデメリット
ここで普通はジオラインを褒め称える話をすると思うんですけど、今回は消去法で決めました。
なので、どうしてメリノウールを選ばなかったのかデメリットを説明していきますね。
メリノウールは高級な素材ですし、値段に目をつぶれば良い素材なんですよ。
とくに今回は予算が潤沢にあったので金額は問題ではありませんでした。
でも天然素材というのが、デメリットのとても多い曲者なのです。
メリノウールは虫食いが怖い
そもそも、ウールは羊の毛。メエーっと鳴くあの羊の毛です。
その羊(メリノ)を編んで作ってあるのがメリノウールなんですよね。
セーターに虫食いが出来ていた話を聞いたことがありませんか?あれと同じことが起こる可能性があるんです。
タンスでワンシーズン越したあとに、取り出してみたら虫食い。。。
なんてこともあるかもしれません。
信じられん…去年買ったメリノウールのセーターもう1枚穴空いてたorz もしかして虫食い?防虫剤入れてたんだけどなぁ。
— sakurae (@mao_sakurae) October 17, 2015
メリノウールはジオラインと比べると高いので、簡単にダメになると精神的ダメージが大きいですよね。
これが一つ目のポイント。
メリノウールは毛玉がつくよ
毛玉ができやすいっていうのが2つ目のポイント。
これもね、店頭でサンプルを見た時に、「この表面の丸っこいフワフワしたのってもしかして毛玉じゃね?」思ったので店員さんに聞いてみたんですよ。
そしたら端切れの悪い感じで、「できなくもないかなぁ・・・」みたいな返事が返ってきました。
そりゃウールですもんね、毛玉の1つや2つできますよ。
メリノウール使用したTシャツやソックスを裏返さずネットにも入れず雑に洗濯しちゃったせいで、たった一度の使用で毛玉だらけだったり生地痛めたりでショック・・・ダメだな俺。
— K-Kaneda (@Kanearic) March 10, 2013
で、日常使いのインナーを毛玉取りしてる自分を想像して、ああこれはないな、と。
ウールから比べると格段に毛玉ができにくいそうですけど、それでもやっぱり・・・ねぇ。
メリノウールは日常使用に向いていない
というか、根本的にメリノウールは日常使いに向いていないと思います。
暖かさはかなりのものですし、メリノウールの厚手タイプはデザインがカッコイイんですよね。
でも分かりやすくいうと、「セーターを肌着にした」というのが一番近い感覚なんじゃないかと。
そしてセーター同様、扱いがとてもデリケートなんです。
@sisikokkkkk8478 ん〜ドレッドにしてみました!? 実はスタッフTKMRも同じ状態になったらしく。。。メリノウールはとても細く上質で且つデリケートな繊維なので、普通に洗濯機はNGみたいです。
ただいま修復方法模索中です。しばしお待ちを。。。m(__)m— sunhouse (@Sun_House) January 9, 2012
山登りやアウトドアのような限定的なシーンでは活躍するのかもしれません。
ですが、日常使いに毎日洗濯して使う、っていうような想定で使う場合は、気軽に洗えないって面倒くさいですよね。
日常使いならジオライン一択
というようなメリノウールのデメリットを感じて、消去法でジオラインになりました。
ちなみに、メリノウールを上回るジオラインのメリットはこんな感じ。
- 化繊なので虫食いの心配がない
- 毛玉になりにくい(完全につかないわけじゃない)
- メンテナンスが楽
- メリノウールよりも安い
- 日常生活で使いやすい
- 汗がものすごいスピードで乾く
厚みの選択はどうすればいい?
ジオラインも、メリノウールも厚みが3段階に分かれているんですよね。
で、厚みをどうすればいいのかっていう話なんですけど、僕のように寒さ対策でジオラインを買う場合は、予算が許す限り厚手タイプ(EXP.)のものを買っておけば無問題です。
あとはアウターの着脱で調整しましょう。
というのも、中厚手(M.W. )や薄手(L.W. )は、春、秋と、冬以外にも対応しているのです。
実際に着てみても、厚手だから暑すぎるということはありません。
防寒インナーとして購入するなら厚手にするべきです。
じゃあ、メリノウールはどういうときに着るの?
個人的には登山でめちゃくちゃ良い装備が必要、とかじゃなければ「ジオラインじゃ物足りないってときに初めてスーパーメリノウールを使う」という選び方でいいと思います。
日常生活をしていく上で、多少寒くてもアウターで調整できるし、もう少しいえばジオラインも厚手になればオーバースペック気味です。
なのに、なぜ手入れに気を使わなければいけないメリノウールをわざわざ買わなければいけないのでしょうか。
雪中の釣り、登山、アウトドア、
このように明確な目的があるのなら、そりゃスーパーメリノウールを選ぶべきです。
しかし、日常的に防寒インナーとして着るのであればジオライン一択だと思います。
ちなみにジオラインとメリノウールの厚み比較
参考になるか分かりませんが、とりあえず全部の記事の写真を用意してみました。
厚みごとに並べているので素材の質感が比較しやすい・・・かも!
【ジオラインEXP.(厚手)】
【スーパーメリノウール EXP.(厚手)】
【ジオラインM.W.(中厚手)】
【スーパーメリノウールM.W.(中厚手)】
【ジオライン L.W.(薄手)】
【スーパーメリノウール L.W.(薄手)】
まとめ
- メリノウールの機能性が絶対に必要ならスーパーメリノウール
- ただ毎日を快適に過ごしたいから着るのならジオライン
基本的に、メーカーが分けて作っているのなら何かしら理由があるはずです。
僕たちのような一般人はジオラインを、プロフェッショナルはスーパーメリノウールを、それぞれ着ておくのが一番快適でしょう。
メリノウールは、散歩するのにランニングシューズを履くようなもんですから、用途に合わせて選ぶと幸せになれると思います。
僕のジオライン(厚手)レビュー記事もあるので参考にしてみてください。
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