スーツを選ぶ際に最も重要なことは、自身の体型に合っているスーツを着用するということです。
自身の体型に合っていないスーツを着用すると、不自然な着こなしになってしまいます。
ビジネスシーンだけではなく、結婚式などのフォーマルな場所でも着用することになります。
大きすぎるスーツはだらしない印象を与えてしまいますし、小さいスーツはピチピチで滑稽な印象になってしまいます。
今回は、スーツのサイズの選び方について詳しくご紹介します。
シルエットで決めるスーツ
自身の体型に合っていることは重要なのですが、合っている体型にも様々な種類があります。一つのサイズだけを持つのではなく、複数のスーツを持つならシルエットを変えてみるのも良いでしょう。
スリムシルエット
まずはスリムシルエットですが、名前の通り細く見えるように着こなせるサイズです。スリムシルエットの特徴は、印象が若くなるということです。
したがって、30代に入ってから少しでも若い印象を持ってもらいたいときは、スリムシルエットのスーツがおススメです。基本的には、20代から30代前半にかけての年齢層に合っているシルエットです。
スタンダードシルエット
スタンダードシルエットは、最も基本的なサイズのスーツです。ブカブカにもならない、補足もなりすぎないサイズですので、非常に着用しやすいサイズです。
スタンダードシルエットは、自身の体型にフィットさせていますので、機能性も優れています。動きやすいサイズということですので、営業で歩くことが多いなど動きが多いところではスタンダードシルエットがおススメです。
ゆったりシルエット
ゆったりシルエットは、多少ゆとりをもったサイズのスーツです。ゆとりがありますので、キツキツになってしまうことがなく、スーツのサイズでイライラしてしまうことがありません。
スリムシルエットだと、多少窮屈なサイズになってしまいますので、キツ目のサイズが好みでない方には合いません。ゆったりシルエットなら、ノンストレスで仕事に集中することができます。
サイズから見るスーツ
具体的なスーツのサイズですが、大きく分けて7つのサイズに分類されています。
① Y体(細身)
② YA体(やや細身)
③ A体(標準)
④ AB体(ややゆとり)
⑤ BB体(ゆとり)
⑥ E体(大きいサイズ)
⑦ K体(キングサイズ)
スーツを購入するときは、分類されているサイズを指定することによって、スムーズに購入することができるようになります。自身の体型にはどのサイズが合っているか把握するようにして、購入の参考にしましょう。
サイズ体型表(参考)
【ウエスト70~102サイズ】
【ウエスト94~120サイズ】
既製品のスーツを選ぶ場合は上記のようなサイズ体型表で自分の身長・ウエストから体に合うサイズを選ぶ事ができます。
ご自身の体型にあったサイズ(A体とかAB体とか)を事前に把握しておく事をおすすめします。
スーツのサイズの測り方について
サイズを自身で測る
スーツを購入する際に、事前に採寸を済ませておけばスムーズに購入へ進む事ができます。また、オンラインでスーツを購入する際も自分の体にあったスーツを買う事ができます。
スーツのサイズで必要になるのは、身長とバストとウエストです。
身長は健康診断などで測ることになりますので、何センチが覚えておくようにしましょう。バストに関しては、自身で測ることはできませんので、家族や友人などにメジャーで測ってもらう必要があります。
ウエストは自身でも測ることができますが、お腹をへこませたりすることは止めましょう。正しい数値を測ることによって、自身の体型に合わせたスーツを着用することができます。
スーツのサイズは、この3つを把握しておけば自身に合っているものを購入することができます。逆にいつも自身に合っているスーツを購入することができていないときは、この3つのサイズをしっかりと把握していない可能性があります。
店舗での採寸
最も正確にサイズを測ることができるのは、店舗に赴いてサイズを測ってもらうことです。スーツを販売しているところなら、どこに行ってもサイズを測ってもらうことができます。
サイズを測ってもらうと、購入しなければならないと思っている方もいらっしゃいますが、そのようなことはありません。
「サイズだけを測りに来ました」と言っても測ってもらうことができるので、安心して利用しましょう。
オンラインショップで購入時の注意点
スーツとサイズを考えるにあたって、購入の際に最も気を付ける必要があるのがオンラインショップです。現在ではオンラインショップが発達しており、気軽に安く購入することができるようになりました。
しかし、オンラインショップでは実際に手に取って購入することができません。安価な衣服だと気軽に購入できますが、スーツは高価なものが多くサイズを間違ってしまうと取り返しがつきません。
オンラインショップを利用するときは、必ず自分でしっかりとサイズを測り、シルエットを決めた上で注文し、失敗のないようにしましょう。
個人的には、既製品にしろオーダースーツにしろ会社によってもシルエットや着心地は変わってきますし、実際の生地の質感もネット上では分からないので、実際に店舗に行って袖を通して選ぶ事をおすすめします。
30代の男性におすすめのシルエット選び
個人的には、30代の男性におすすめのシルエットはスタンダードシルエットです。ゆったりシルエットは40代~50代になってからで良いと思います。
ゆったりシルエットのスーツも、上質な生地でフルオーダーすると素敵な仕上がりになりますが、30代ではまだ早いです。
スタンダードシルエットをメインにして、1着か2着スリムシルエットのスーツを持っておくと良いでしょう。スリムサイズをカッコ良く着こなすには、ある程度の体型維持が必要となってくるため、スタイルが崩れやすい30代の体型維持のモチベーションにも繋がります。
また、30代なら是非オーダースーツ(イージーオーダー、フルオーダー)に挑戦してほしいと思います。多少値は張りますが、自分の体にぴったりフィットしたスーツはやはり着心地も違いますし、見栄えも全然違います。
関連記事)セミオーダー、イージーオーダー、フルオーダースーツの違い
まとめ
重要なことは「自分に合っているサイズを知る」ことと「自分に合っているサイズを間違えないように購入する」ことです。スーツは長く着用するものですので、サイズを間違えないようにして見栄えが良く動きやすいスーツを購入しましょう。
他にもスーツを選ぶポイントは色や生地、柄等がありますがまずは【自分にピッタリあったサイズ選び】を最優先して下さい。
他の項目については別途記事で詳しく紹介していますのでご参考にしてください。
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