スーツを着用するときに注意しておきたいことの1つとして、「コーディネートをしっかりするということ」が挙げられます。
持ち物を含めたコーディネートをしっかり考えないと、スーツはシンプルなので印象が崩れやすいんですよね。
そして、スーツを着用する際にセットで持つことが多いのがビジネスバッグ。
外回りをする際ときはビジネスバッグが必須ですし、お客様にも見られるポイントになります。
ぶっちゃけビジネスバッグはスーツに合うようにデザインされているため、よほどのことがない限りセンスのない組み合わせになることはほとんどありません。
とはいえ最低限、色のチョイスにはこだわり、スーツとの相性を考えて持つようにしたいところ。
ということで今回は、外で恥ずかしい思いをしないために、ビジネスバッグの選び方について説明していきたいと思います。
基本的なスーツとビジネスバッグのコーディネート
ビジネスシーンのカラーコーディネートとしてはまず、
「スーツとビジネスバッグの色を合わせる」
のが最初の一歩でしょう。
たとえば、スーツが黒系統なら、バッグも黒っぽい色を選ぶということですね。同系色であれば多少の色違いは問題ありません。
色を合わせることによって、シンプルで分かりやすいコーディネートにすることができるのです。
なので色選びに困ったときは、スーツとビジネスバッグの色を合わせてみてください。
トーンが落ち着くと地味になる!?
双方の色を合わせてしまうと一見地味に見えるかもしれませんが、全体的な統一感を出しておけばアンバランスなコーディネートにはなりません。
もし色使いで印象づけたいのであれば、ネクタイやカッターシャツなど上半身にアクセントを持ってくるのがポイントですね。
というわけで、ここから先はスーツとバッグの色合わせについて説明していきましょう。
ブラックのビジネスバッグ
ブラックのビジネスバッグには、基本的にどの色のスーツも合います。
- ダークトーンのスーツならシックで落ち着いた雰囲気
- ライトトーンのスーツならビシッと締まった雰囲気
をそれぞれ出すことができます。
さらに、ブラックのバッグに合わせてベルトも同じブラックでコーディネートすれば、もっと統一感を出すことができます。
また、冠婚葬祭やフォーマルな場所でも使えるため、汎用性の高さでも他の色の追随を許しません。
市場にブラックが多いのは、何でも使える懐の広さが人気だからなのです。
◯ どのスーツとも相性が良いよ
- ブラックのスーツ
- グレーのスーツ
- ネイビーのスーツ
ブラックのビジネスバッグはどの色、どの柄でも相性バツグン。シックな雰囲気で似合います。
明るい色と暗い色のコントラストも問題ありませんので、困ったときのために1つぐらいブラックのビジネスバッグを持つと良いでしょう。
ネイビーのビジネスバッグ
ネイビーのビジネスバッグはダークトーンのスーツと相性が良いです。
ストライプ柄などの柄物にネイビーを合わせても不自然なコーディネートではありませんし、統一感を出すこともできます。
ビジネスシーンでもメインとなる色なので、知的な雰囲気を出したいときなどに有効です。
よほどセンスが悪い人でもなければ失敗しない色だと思いますよ。
◯ ネイビーのスーツと相性良し
ネイビーのビジネスバッグはナイロンのものが多く、とくにフェリージやオロビアンコなどが人気ですね。
オールネイビーというよりも、茶系の革と合わせられているものをよく見かけます。
そして、同じ色系統のネイビーのスーツとの相性がバッチリなのです。
ブラックよりも明るい色になりますので、フレッシュで若々しい雰囲気を出すことができます。
ネイビーの色が明るくなればなるほど、若々しい雰囲気が強まりますが、明るすぎると目立ちすぎるので小物でトーンを落とすなどして調整してみてください。
ブラウンのビジネスバッグ
ブラウン系のビジネスバッグは当たり外れが結構あるため、持つのにセンスを問われます。
ダークトーンのものはどのスーツに合わせてもそれほど違和感がありません。
しかし、ライトトーンのブラウンはかなり気難しい色なので気をつけてくださいね。
とくに革のバッグは、エイジングを楽しむためにナチュラルカラーの物も多いですが、スーツに合わせると浮きます。正直言って似合わないことが多いです。
豆知識として、ベルトをビジネスバッグに合わせてブラウンするか、スーツと同じ色にしておくと全体のバランスがよくなります。
△ グレー系スーツとライトブラウンは相性に気をつけて
ライトブラウン系のバッグは難しい色だと前述しましたが、とくにライトグレーのスーツと合わせるのは難しいです。
両方とも明るい系統の色なので、コーディネートするとお互いの明るい印象が相反して違和感が出やすいのです。
ですから、グレーのスーツを着用しているときは、なるべくライトブラウンのビジネスバッグを避けた方が無難です。
もしくは、
- ダークグレーのスーツにライトブラウンのバッグ
- ライトグレーのスーツにダークブラウンのバッグ
こういう組み合わせなら大丈夫でしょう。
ビジネスバッグの色選びで困ったときは?
どうしてもコーディネートに悩んで決め切れない時は、ブラックのビジネスバッグを持つようにしましょう。
ブラックのビジネスバッグは、ビジネスシーンやカジュアルな場所に関わらず、もっともスタンダードな色なのです。
もっといえば、素材を
- 高級感を出したいときは革
- 仕事ができるイメージを出したいときはナイロン
にしておけばいいと思います。
正直どのような色のスーツでも合わせられますので、困ったときはとりあえず黒にしておくのが無難でしょう。
あと、長く使いたいなら軽いものをオススメします。
※革のバッグは総じて重いんですけど、ナイロンでもTUMIみたいに重いバッグがあるので気をつけてください。
まとめ
「ビジネスバッグの色なんて何でもええやん。」
というのもよく聞きますが、バッグは目立たないように見えて他人から見ると案外目につくものです。
外回りの営業などに行くと、どうしても見た目で判断されがちなので、できることならスキのない格好で挑みたいですもんね。
スーツとビジネスバッグを自然な感じで持てるように心がけてみてください。
また今回のようにバッグの色だけじゃなくて、カッターやネクタイ、革靴など、カラーバランスが大事なのも忘れてはいけませんよー。