社会人になると、一般的なマナーを身につける必要があります。
マナーを身につけることができないと、対応する相手や企業に失礼な人だと思われてしまいます。社会人になってからまず覚えることは、常識的なマナーだと考えておきましょう。
マナーにも様々ありますが、ハンカチを持つということもマナーの1つです。学生のころは、特に男性はハンカチを持っていなかった人も多いのではないでしょうか。
ビジネスにハンカチは必須ですので、必ず持っておくようにしておきたいところです。
特に30代を過ぎたら、スーツを着る際はハンカチを必ず持ち歩きたいところです。
今回は、ビジネスシーンにおけるハンカチのマナーについて詳しくご紹介します。
ビジネスにおけるハンカチの使用方法
ハンカチは、基本的には濡れてしまったものを拭くためにあります。したがって、メインの使い方は汗を拭くためにあります。汗を拭くために使用するハンカチは、1つは持っておきましょう。
しかし、汗を拭くためにハンカチを使用していると、他の用途に使うことができません。汗を拭いているハンカチで、他の用途に使うと失礼になりますので止めるようにしましょう。
汗を拭いているハンカチがある場合、もう1つハンカチを持つようにすることも方法の一つです。ハンカチを2つ持つようにすることで、1つは普段から使用するハンカチ、もう1つはもしものときに使用することができるハンカチと、用途を分けることができます。
また、汗をかくことは夏場が多いので、ハンカチを使用せずにタオルを持つようにするのも良いでしょう。
ハンカチは、様々な場面でもしものときにも活用することができます。例えば、商談相手の方が飲み物をこぼしたときに、サッとハンカチで拭き取ると非常に印象が良くなります。
その他にもハンカチは様々な場面で活用することができるので、もしものときのことを考えて専用のハンカチを用意しましょう。
ハンカチを入れる場所
プライベートの私服においては、ハンカチはどこに入れても構いません。ポケットに入れても良いですし、カバンに入れても良いです。
しかし、ビジネスシーンにおいては、ハンカチはできるだけカバンに入れるようにしましょう。スーツの形が崩れないようにするのが基本ですので、ハンカチをポケットに入れてしまうと形が崩れる原因になることがあります。
しかし、場合によってはカバンを持ち込むことができない場所もあります。そのようなときは、ポケットにハンカチを入れても大丈夫です。
ビジネスシーンで持つハンカチはどのようなものが良い?
ハンカチにも様々なデザインがありますが、ビジネスシーンに向いているものと向いていないものがあります。
向いていないものは、派手なデザインのハンカチです。ビジネスシーンでは雰囲気に合いませんし、派手なデザインを持っていると目立ってしまいます。ビジネスシーンで持つハンカチのデザインは、地味で落ち着いたものにしましょう。
ハンカチのカラーですが、赤や黄色のような派手な色は合いません。ネイビーやグレーのようなシックな色のハンカチを持っておけば、ビジネスの雰囲気とも合います。
ハンカチはブランドものもありますが、高すぎるブランドものはやはりビジネスの雰囲気にそぐわないこともありますので、適度な価格のものが良いでしょう。
高いブランドもののハンカチは、パーティーや結婚式などフォーマルな場所で使用しましょう。
ポケットチーフについて
ビジネスシーンでは、ポケットチーフを活用することもあります。
ポケットチーフとは、胸ポケットに入れるもので、基本的にはファッションの1つとして使用します。ポケットチーフは通常のハンカチを使用して作りますが、様々なたたみ方があります。
TVホールド
ビジネスシーンにおいては、最も簡単で基本となる形です。縦に半分に折ってから、さらに横に半分におります。そして、ポケットの大きさに合わせて三つ折にするだけですので、非常に簡単に作ることができます。
バフ
ふんわりとした印象で、カジュアルな場所に合うのがバフです。
まずはハンカチの真ん中部分が出るように胸ポケットに入れて、ハンカチのもたつく部分を広げて膨らみを出すだけです。こちらも簡単に作ることができます。
トライアングラー
胸ポケットから、ハンカチで三角形を作るのがトライアングラーです。TVホールドと同じように縦と横に折りたたみ、斜めにしてから両端を折ります。
そうすると上下に三角形が出来上がりますので、その片方を折りたたみます。するとポケットに入れると丁度三角形が見える形にできあがります。
まとめ
ビジネスシーンでは、ハンカチも重要なマナーの1つです。
スーツに合うハンカチを持つようにして、様々な場面に対応できるようにしましょう。