バイク買取査定時、買取業者はどのような判断基準で買取金額を決めているのでしょうか?
今回は、買取業者の査定基準と査定項目について詳しくご説明します。
基本的に、バイクの査定金額は下記の3つで決定され、買取業者から提示されます。
- 対象のバイクの市場買取相場金額
- 実際のバイクの状態(現車確認)
- 取業者の営業スタイルの違い
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バイクの買取相場金額
バイク買取業者は、自社で独自の買取相場表を作成しています。まずは、見積もり依頼のあったバイクの型式・年式・走行距離で相場の金額を割り出します。
一般的に相場価格は下記のデータに基づきます。
- 業者間オークションの落札金額
- ヤフオクなどの個人オークション落札金額
- 中古バイク販売店の平均的な販売価格
- 自社で過去に買い取った平均買取価格
これらの買取相場金額は、基本的にお客さんにはオープンにされていません。たいていの買取業者はまず、見積もりを受けた段階でこれらの相場表の金額をチェックし、概算の買取金額をお客さんへ回答します。
しかし、最初に提示される金額は【相場価格の最大値】で回答される事が多い為、実際の買取金額はもっと安くなってしまうのが普通です。
買取業者としては何としても【査定のアポイント(現車確認)】まで持っていきたい為です。
悪質な業者だと、現車確認の時点で色々と難癖をつけてタダ同然で引き取ろうとする事もあるようです。(最近はあまり聞きませんが・・)
実際のバイクの状態(現車確認)
上記の相場金額から一次買取金額を決定した後、実際にバイクを査定士や業者が確認していきます。
現車確認は【原点方式】です。傷やへこみなどのマイナス評価、とくに事故車だったり転倒歴がないかを入念にチェックします。
具体的に、査定時に良くチェックされるのは下記の項目です。
ハンドル周り
事故や転倒歴があるバイクは、高確率でハンドルストッパーが割れたり塗装がはげたりする為、まずチェックされます。
転倒や衝撃が加わった時にハンドルに変な方向から力がかかる為歪む事もあります。
また、ハンドルストッパーを新品に交換しても、ハンドルの切れ角が左右で違ったりすることもあるので、ハンドルストッパーとハンドルの切れ角は重要な査定項目です。
フロントフォーク周辺
フロントフォークに歪みがないか?をハンドルの上から下に押して、サスの沈み具合をチェックします。
また、ストローク部分のダストシールのゴムに割れや、インナーチューブにオイルのにじみやサビがないかを確認します。
メインフレーム
事故や激しい転倒をしたバイクはメインフレームが歪んでいる可能性があるので、全体的にチェックして歪みや傷が無いかチェックされます。
また、フレームの溶接部分が不自然に盛り上がっていたり、塗装が剥げている場合は変な力が過度にかかった可能性を疑われます。
外装(カウル・タンクなど)
外装全体も細かくチェックします。
カウルのヒビや塗装剥げ、タンクの凹みや擦り傷は無いかなど。立ちゴケしたバイクは、特有の傷が付きやすいのでどんなコケかたをしたかも査定士はある程度予想できます。
また、塗装の日焼け具合などで日々の保管状況も想像できます。
エンジン回り
エンジンを実際にかけて見て、異音がないか?アイドリングは安定しているか?排気漏れはないか?等をチェックします。
また余分なオイルが付着している場合はオイル漏れも疑われるので、査定前にエンジン回りも綺麗に拭いておきましょう。
また、しばらく乗っていないバイクはエンジンがかかりにくかったりアイドリングが不安定になりがちですので、現車確認前にエンジンをかけて暖めておくのも余計なマイナス評価を回避するポイントです。
マフラー周り
エンジンオイルがマフラー周辺やナンバープレートに飛び散っていないかをチェックされます。
タイヤ & ブレーキディスク
タイヤの溝野状態は、乗り手がどんな運転をしていたかを如実に語ると言われています。
極端に一部分だけ減っているのではなく、真ん中から端までが均等に減っているタイヤなら、以前のオーナーは上手なライディングをしていたと想像できますし、変に偏った擦り減り方をしている場合は運転が荒かったり乗り方が荒かったのかな?と思われます。
荒い運転が予想されるバイクは、エンジンを高回転で回したり峠を攻めたりとエンジンに負担がかかっている事が予想されてマイナスポイントにする業者もいます。
■ローターのチェックも忘れずに!
また、ディスクローターは消耗品です。長く乗ったバイクはディスクにスジが入ってガタガタになっている可能性があります。
逆に走行距離の割にディスク周りが綺麗なバイクは良い評価を受けます。(事故で交換などをしていない限り)
カスタム品
カスタムパーツ(社外パーツ)がついている場合はプラス評価にもマイナス評価にもなる可能性があります。
基本的に、中古バイク買取市場では【一般受けする売れやすいバイク】に高い買取価格がつきます。
つまりノーマルが一番いいのですが、ETCや人気ブランドのマフラーなどの需要があるカスタムであれば、ノーマル品よりいい値段が付く事もあります。
もし、純正パーツも家に保管している場合は一緒に査定に出しましょう。それだけでかなり買取価格は上がります。
買取店の営業スタイルの違いは忘れないで!
市場価格、現車の状態をチェックした後に、お客さんへ業者から最終の買取価格の提示があります。
ここでも買取業者の営業スタイルによってかなり値が上下します。
バイク王は比較的最初は安い価格で出してくる事が多く、交渉すると最終的な買取価格はかなり上がる事が多いです。
逆に、バイクワンは【最初から本気の価格】を出して勝負してくる事が多いです。その為、最初から買取価格は高めですが、交渉してもあまりあがりません。
買取業者もビジネスですからこちらも遠慮せずに交渉する事が大切です。
まとめ:業者によって買取価格は非常にばらつくため、合い見積もりは絶対必要
業者によって相場価格の考え方や、現車確認時の査定項目・重点項目も違いますし、価格の提示のやり方も全然違います。その為、1社に絞って買取をお願いするのは非常にもったいないです。
バイク買取の際は、最低でも2社は合い見積もりを取るのがマスト条件です。
バイクワンは見積もり依頼の前に【自社での買取実績価格】の最高値と平均値をチェックする事が出来ます。
この点で、他の大手バイク買取業者と比較して透明性のある買取金額という安心感は強いです。
また、実際に遭い見積もりをした時も最初からいい値段を提示してくれます。個人的にも過去のバイク買取はバイクワンに決まった事が一番多いです。
出来るだけ少ない労力で高い値段で愛車を売りたいなら、バイクワンとバイクランドの2社に見積もりを依頼して合い見積もりを取る事をおすすめします。
バイク買取のおすすめ業者については、下記の記事で詳しく紹介していますのでぜひチェックしてみてください。
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