さて今回は、レオパードゲッコーをお迎えする前に、暖房器具を設置してケージを完成させたいと思います。
冬のお迎えの注意点として、暖房を設置してもケージが温まるまでに時間がかかりますからね。
設置予定のケージはグラスハーモニー450ですが、暖突をつけるために簡単なDIYが必要になります。なので加工方法もあわせてご紹介します。
というか、主に暖突を取り付けるための工程紹介になります笑
それではいってみましょう!
暖房グッズ設置!
爬虫類用に限らずですが、ヒーターは故障すると生体への影響が大きいため、評判のいいみどり商会で統一しています。
GEXは熱帯魚関連であまり良い印象がないです。悪いメーカーではないですがヒーターだけは別。
そして、今回設置した中で一番たいへんだったのは暖突。
ニッパーとキリで加工が必要になります。
グラスハーモニーは溶ける?
設置前に疑問になるのがこれ、溶ける問題!
ネットで調べたら溶けるっていう人もいたりして、自分も人柱で設置したのでこれは最初に伝えておきたいと思いました。
結論からいうと今回のみどり商会セットを使えば溶けることはないと思います。
暖突もケージに直付けですが、裏面(天面)はお風呂の温度よりもぬるいぐらいです。
グラスハーモニーに暖突を設置してみよう!
- コンセントプラグを通すための穴あけ
- 暖突を固定するための穴あけ
暖突をグラスハーモニーに設置するためには2工程必要になります。
工具としてはニッパーとキリ(ドリルでも可)がいるため、先に100均で買っておいてください。
あと、今回はMサイズを使いましたが、45cmサイズのケージなら部屋が常に10度切ってるとかじゃない限りSでも十分だと思います。
まずはコンセント用の穴あけから
知ってました?暖突ってケージの外側に設置したら駄目なんですよ。
まー、コタツのヒーターと同じイメージなので、空間を暖める仕様ですからね。
また、金網の上に設置すると温度が上がらなくなるよって説明書に書かれていますので注意。やってる人いますよね笑
てことで、グラスハーモニー内部に取り付けするためには、コンセントプラグを出すための穴あけが必要になってきます。
てことで、上部奥側の空気穴をニッパーでちょん切ってコンセントを通しましょう!
100均のニッパーが大活躍します笑
思い切ってエイヤ!ってやります。
ニッパーが入るぐらいの隙間があるので難しいことは考えずにサクッと。
よほど良いニッパーを使わない限りは、こんな感じの穴になると思うんです。
むしろ100均でもここまで開けられるのえらい!
上下に少しバリが残っていますが、ここがコンセントプラグに干渉します。
ニッパーを縦に使えばここも削り取れるので心配ないさー!(作業に夢中で画像なし笑)
ニッパー縦作戦は失敗するとヒビが入っちゃうので、心配な方は穴を広げるときにヤスリを使ったほうが良いかもしれません。
ざっくり広げ終わりました。
本来ならヤスリがけしてバリも取るのですが、天井付近なので生体が触ることもないでしょう。
こんな感じでスポッと抜ければコンセント穴加工は終了です。
お疲れ様でした。
こんな感じで踏んだら痛い系のゴミが散らばるので気をつけてください。
掃除機必須です。
次は暖突を天井に設置する用の穴あけです。
グラスハーモニーの暖突用天井加工
天井の穴開けはめんどくさそうに見えて、道具さえあれば10分ぐらいで終わります。
ただ、一度失敗したら無駄な穴が開いちゃうので、できるだけ慎重に加工してください。
まずは厚紙などの型紙を用意します。僕はピタリ適温プラス2号についていた厚紙を再利用していますが、全面をカバーできればなんでもいいです。
穴位置がずれないよう、硬めのものを使うと便利だと思います。
付属のドライバーをつかって、穴位置を探っていきます。
上から押し込んだらグッと凹む部分があるのでそこが穴位置ですね。
一度穴位置が決まればドライバーを押し込んで穴を開けます。
グリグリとドライバーを回せば簡単に開くと思います。
穴が開いたらビスで軽く固定しておくと、この後の穴がずれなくてすみます。
仮止めで大丈夫ですので、1つ開けるたびにビスで仮固定していきましょう。
最後まで固定したときに厚紙がたわんだりして無理がなければOK!
暖突Sならこの丸穴が使えるのですが、暖突Mだと若干穴位置がズレて使えません。
無理にやればハマるとは思いますが、グラスハーモニーの素材的に長く使っているとたぶん割れます。
穴位置を決めていきます
さきほどドライバーで開けた穴をベースに穴位置を決めるので、両面テープで仮固定しました。
穴位置が動かないよう固定できるならマスキングテープでもセロハンテープでもなんでも大丈夫です。
油性マジックで穴をグリグリとなぞります。これで穴位置が決定します。
画像はペンが斜めになっていますが、実際に書くときにはズレないように垂直にペンを立ててください。
点が小さすぎて見えにくいですが、こんな感じで穴位置が決まります。
またまた画像が見ずらいですが、裏から断熱を実際に当ててみて、穴位置がちゃんと合っているか確かめておきましょう。
失敗すると面倒なことになるため、こうやって事前に確認できるところは確認しておきます。
ドリルは漢のロマン
たまたま家にドリルが転がっていたのでドリルを使っていますが、素材の硬さ的に見てキリやピンバイスでも十分いけると思います。
あとは、小さなドライバーなどをライターで熱しても開くはず。
何にしても穴が開けばOK!
ドリルを使う難点は、めっちゃ細かなゴミが出ることですね。
びっくりするぐらい切り屑が出るので外で作業したほうがいいかもしれないです。
無事に穴が開きました!この調子で全部開けていきましょう。
グラスハーモニーは柔らかいプラスチックですし、1つ開けるのに10秒かからないです。
つまり、荷重を掛けると割れるかもしれません。実際に暖突をつけるときは注意が必要ですねー。
暖突取り付け
色々と工程がすっ飛んでいますが、とくに注意することもなくサクッとネジをつけました。
ちょくせつプラ部分に暖突がくっつくのが嫌で、ワッシャーを内側に入れて段差をつけています。
全部ネジを仮止めしたら、最後は締め込んで終わりです。
素材が脆いため、付属のドライバーは使わず、手でねじ込めるところまで入れたら完了です!
ドライバーでギュウギュウ締め込むとたぶん割れますし、仮止め程度でもネジの抵抗が強いので、4箇所も止めていればまず落ちることはないでしょう。
こんな感じで取り付けできました。
天井が覆われてしまうのでとても暗いですが、飼う予定のレオパは夜行性だから大丈夫でしょう。
横から見たらこんな感じ。景観の邪魔にはなりません。
あと、もし日中でも暗すぎるようならライトを暖突の隣に設置してもいいかもしれませんね。穴あけは簡単ですし。
ということで暖突の設置は終わりです。お疲れ様でした。
ちょっとした小技
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、小さな丸穴のところに針金を巻いてコンセント線を止めました。
(※温度計設置のためにコンセント用の穴を広げました)
コンセント線がプラプラしてたら見栄えも悪いし、トラブルの原因になりそうですからね。
ピタリ適温プラスの設置
こちらに関しては何もなく、ケースの足と足の間に挟まるようプラダンを切って底上げしたあとそのまま差し込みます。
コンセントのところだけカッターで切り抜いて、ズレないように両面テープで2箇所止めました。
グラスハーモニーは保温マットを差し込むための隙間があるので簡単ですね。
ちなみに、ピタ適も全体を温めてくれることを期待してど真ん中に設置することにしました。45cmだと2号で丁度50%ぐらいの面積ですね。
暖突の真下になるためそれなりに温度が高くなりそうですが、暖突もピタ適もサーモスタットがついてるので大丈夫でしょう。
もし高温になりすぎるならマットの位置をずらしたいと思います。
完全に差し込んでしまえば姿が見えなくなります。
これでピタリ適温プラスも設置完了!
温度計を設置
温度計に関してはあまり言うこともないですが、設置場所は生体の活動範囲にします。
2つあれば低温部と高温部に設置すればいいけど、1つしかないなら高温部への設置がいいそうです。
個人的にも、ピタリ適温、暖突、両者ともめちゃくちゃ温度が上がるタイプではないので、快適な温度になっているかの確認だけしとけばいいと思います。
あとは、ヒーターやサーモが故障したときに一発でわかりますから、低温部に関しては温度計が余ったときに追加する程度でOKでしょう。
まとめ
今回はレオパ用のケージなので地上5cmまでを活動範囲として計測していますが、いい感じの温度になっているのでこれで一安心です。
サンドや小物類が温められるまで2~3日待ってみて、温度に異常が出ないようならあとは生体を入れるだけですね。
お疲れさまでした。